
2019年7月14日 琴ヶ浜鳴り砂フェスタ
国の天然記念物に指定された琴ヶ浜の記念イベントとして『琴ヶ浜鳴り砂フェスタ』が琴ヶ浜を会場として行われた。
鳴り砂の基礎を勉強するために、講演の依頼があり、講演した。子供たちを対象としたことであったが、子供の姿は見られなかった〜。
仁万小学校の校長先生も来賓として聴講された。終わって、私のところに見えられ、名刺をいただいた。琴ヶ浜に毎年小学生を連れてきて鳴り砂を勉強しているということで、それならと、大谷健ちゃんを紹介した。健ちゃんの連絡先を教えるようにと、先生の名刺に電話番号を〜。そんなことで後継者が生まれればと期待する。
![]() 鳴り砂フェスタ実行委員会会長挨拶/松浦裕(馬路)氏 | ![]() 来賓 | ![]() 聴衆者 |
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![]() 『琴が浜と鳴り砂のすがた』講演者志波靖麿 大谷君がアシスタントとして、講演項目記の用紙をかざしてくれた。 | ![]() 来賓:仁摩小学校校長先生(左)、志波(中)、大谷(右) | ![]() 琴ヶ浜近郊の鳴り砂の浜 |
![]() 琴ヶ浜近郊浜の砂化学成分 | ![]() 町の宝物 | ![]() 琴ヶ浜の天然記念物の運びになった新聞記事。2018年6月 |
以下に講演の項目を示した。時間の都合で全部は話せていない。
1.自己紹介
・福岡県大牟田市
・粉体工学ー研磨材
・一年計砂時計の製作研究
ミュージアム砂時計管理
鳴り砂の調査・研究
・今の趣味:箸作り、現在約3.500膳、目標10,000膳
2.鳴り砂とは
・一般的な定義
・科学的な定義
音の分析ーーー音とは
波形・周波数・スペクトル
3.琴ヶ浜を知る
・場所:舟津、琴姫前、砂外れ、網屋奥
砂の性質
粒度
成分
音
・琴ヶ浜の24時間
・海底調査
・山岳調査---高山周辺の砂、温泉津三つ子山(隆起して砂が別れた)
・ゴミの寄り方
・ゴミと鳴り砂--下に虫、打上げ貝
・海浜の草花--季節の変化を知る、歌
4.琴ヶ浜近隣の鳴り砂の浜
5.世界の鳴り砂
・巴丹吉林(モンゴル)、ミシガン湖、
6.太鼓浜
・琴ヶ浜=>砂外れ
・一覧表
7.研究調査は
1)何事にも興味を持つ-------好奇心
2)なぜ------------研究心
・自分の中でのなぜ
・他人の話し/データのなぜ
3)次に調べる------------探究心、観察力
・データの収集とまとめ------収集力、分析力、解析力、発想力
4)再研究------------あきらめない、楽しむ
5)常に頭の中に入れておく
==>もしか袋
偶然 偏見 真実
・すぐに信じない
・話し、テレビ新聞など間違いやウソが多い
※ここにアップしている新聞内容も、疑問な箇所が数カ所ある〜
実験------思い込みがあり、自分の思いの結果が出ると、その結論、結果をすぐ発表する傾向がある。きちんとした結果を慎重に確かめること!
調査------方法に注意。その結果は事実だが、方法に誤りはないか慎重に。
8)継続------------あきらめない、そこで終わると全てが終わり!
9)協力・結束力------------反対意見、足を引っ張るのではなく、皆が足場とな理、前進する。
10)地域おこし
・宝物探し、地域の良さ
=>仁摩の良さの認識
=>いろんな人の意見を受け育てる
・自由に意見が言える場、良いことを指摘する
・仁摩<==>大森<==>温泉津
下の図:琴ヶ浜鳴り砂、花鳥風月(鏝絵)、砂時計
石見銀山、降露坂
温泉、ハンド(水琴窟)、クズ
・理解者を増やす、ファンを増やし、リーダーシップを高める
終わりに)
・綺麗な浜を守り続ける
・地元の青年の存在30年
・馬路文化祭での鳴り砂コーナー継続
・鳴り砂調査の継続
・糸偏