
なんの木?
ヌメリが出た!
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庭先に植えたわけではない木が、目の高さで85mm,根元で113mm,高さは目測で4mくらい、枝葉は細かく分かれ2〜3cmの長さの小さな葉をつける。今は落葉している。
昨年暮頃に枝を落としていたので、箸を一膳作ってみた。非常に堅い木で、枝打ちも細い枝さえも硬く切りにくかった。くねくねした枝であるg、堅くいい箸になると期待した。
乾式のペーパを掛け、さらに水ペーパーを掛けたがその時木肌がヌメヌメしてきた。この現象はいままで経験したことのないことで、おかしいと感じた。一日水につければ取れるかと浸したが、ますますヌメリが出てきた。それは、皮の部分である。
さて、これは箸には使い得ない材であろうか。枝と葉っぱを持って近くの県立厚木 自然環境保全センターに聞きに行こう。
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2017.1.31(火)自然環境保全センターへ
月曜は担当部署が休みだったので、今日アポイントをとった。「落葉樹ですか。周囲の落ち葉も持ってきてください」小枝と枯葉、水につけていた箸を持ってたづねた。
枝と葉を見てすぐに「アキニレですね」と答えが出た。「庭先に植えたのでもなく大きくなり、枝打ちしたら非常に硬くギクシャクしているが箸になると箸にして水ペーパーにかけたらヌルヌルすんです。心配で持ってきました。」「それは毒ではありません」ということを聞いて安心した「ヌルヌルするから、それがナマって、ニレとなったんです」とも教えてもらった。ヌメリを体験したのでそのいわれがよく判った!
アキニレということがわかったのでネットで検索した。別名イシゲヤキやカワラゲヤキともいうとあり、石や瓦のように堅いという。皮は縄にし、ヌメリは接着剤にも使ったと出ていた。

